2012年5月21日月曜日

社内ニートの実態

企業に雇用されながらも職務に従事していないサラリーマン、「社内ニート」。 何と全雇用者の8.5%が該当すると言われる。 その多くは将来不安や自己の存在否定などに悩んでいるものの、なかにはクビにならぬよう、あの手この手を尽くしたり、社外で担保をつくって将来不安から逃れている社内ニートも。 彼らに社内サバイバル術を学んでみよう。  準大手広告代理店のクリエイティブ部門に勤務するAさんは、CMの絵コンテを考えるのが仕事だが、自分には無理だと、入社してすぐに実感。そこで割り切って、趣味に生きてる。 デジカメ片手に気に入った風景を撮って、たまに個展を開くのが唯一の楽しみ。 2か月に一度は1週間の長期休暇を取って撮影に出かけるそうだが、怒られることはない。  そして、彼が本当にすごいのは社内で孤立していないことだ。 その理由とは、マル秘社内営業にあると言う。 その営業とは、たまに上司のおじさんを誘って、公私の相談を持ちかけるだけ。 若い人に相談されると、気持ちがいいようで、仕事で活躍しなくとも気にかけてくれるそうだ。  上層部の心さえ掴めば、有閑社内ニートになれる、ということか。  映画配給会社に勤めながら、「本当はゲーム好き」という身勝手な理由で仕事が疎かなBさん。 最低限のノルマもこなさず、同僚からダメ社員のレッテルを貼られるが、クビにならない理由は一体?  その理由とは、あるロシアンパブのお店に遊びにいったら、偶然にも勤め先の社長がいて『君もコッチが好きか!』と意気投合したからだとか。 「社長のお気に入り」に腰を据えたおかげで、近頃は就業中にマイブームの「レザー小物作り」に没頭。 さらに……。 社長に映画宣伝用のポスター制作をしたいと言ったら、Bさん専用の最新PCやデザイン用具を一式揃えてくれたとのこと。  同僚からは不満爆発だが「Bがクビにならないうちは大丈夫だな」と妙に会社の安定剤にもなっている……とか。  責任ある「アダルトショップ店長」の立場も、頭に「雇われ」がつけば趣味に没頭できると当事者のCさんは言う。 「オーナーが道楽で始めたお店なので、赤字にならなければ文句を言ってこない。」 『新商品の企画を考えろ』と言われることもあるけど、オーナーが無知なネット通販の話をしながら屁理屈を並べると、たいてい黙るとか。  アダルトショップが混雑するのは、アフター5。 午前中にネット通販の梱包作業を終えれば、昼前にはフリータイム。 すぐさま取り出すのはケント紙とインクだ。 2年前から描き始めて、作品を自分のサイトにアップしていて、将来は『だめんず・うぉ~か~』のような漫画の連載を持ちたいとの夢をもつ。  Cさんは気ままな独身貴族で手取り20万円でも不満はなし。  Cさん曰く「もしも結婚相手が見つかったのなら少々本気出すかも。それまではニートなドリーマーでいたい」 社内ニートはまだまだ、増殖しそうだ。


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